「セルフメディア」を開設して1ヶ月で変わったこと、これからのこと

    
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このサイト、9p4.tokyo(ナインピーフォードットトーキョー)を始めて1ヶ月になりました。

現在までにこれを入れて28記事(二日酔いで1回、帰省中に2回、更新を休みました)を公開しています。
今回は、このサイトを始めた経緯と1ヶ月やってみた感想を書いてみたいと思います。

なぜ「セルフメディア」を始めたか

直接のきっかけは、元同僚で友人、いまはお互いフリーランスとして案件を共にしている照沼健太くんの「SATYOUTU.COMです。

彼と飲んでいるとき「自分の好きなことを誰にも邪魔されずに書く場所があると、結果として自分の趣味や行動範囲が広がるんじゃないか」という構想を聞いて、僕もやってみたいと思ったのでした。

それが、僕が独立してちょうど1年経ち、広告系の仕事でほとんど名前を出していなかったので「塚岡くんって何をして稼いでるのか謎」と訝しがられることが増えてきた時期だったことも重なったのも大きかったと思います。

忙しそうではあるけど何をしているか分からないという、胡散臭さが出てきたんですね、きっと(笑)。
これは仕事をする上でよくないぞ、という戦略的な思惑も重なって、44日にサイトを公開しました。

「ブログ」ではなく「セルフメディア」という言葉を選んだのは、こんな事情でセルフブランディングの機能を持たせたかったからです。

とりあえず1ヶ月の成果

アクセス数は4000ほど、アフィリエイトとアドセンスの収入が合計で700くらいです。

もともと直接的な儲けを期待していたわけではないのですが、とりあえずサーバー代くらいはペイできているという感じでしょうか。
それよりも、記事を書いてSNSでシェアすることで「塚岡が生きて仕事をしている」ことが周りに伝わることが大切だと思っています。

その意味では、サイト公開からこの1ヶ月で編集やコンサルティングの分野で新規の仕事を数件頂いているので、まずは成功と見てもいいのかもしれません。

サイトを始めて変わったこと

サイトを始めて、(基本的に)毎日更新しようと決めてから変わったことがいくつかありました。

新規の仕事が来る

これが1番大きいですし、嬉しい変化です。
SNSのタイムラインに僕が久しぶりに登場して「そういえば塚岡ならこれできるかも」的に思い出してもらってるんだろうな、という感覚ですね。

とりあえず仕事部屋に入る習慣ができる

フリーランスで仕事をしていると、平日なのに仕事がない日というのがたまにありますが、そんな日でも記事を書くために仕事部屋に入るようになります。
仕事部屋にさえ入ってしまえば意外とやるべきことは見つかるもので、新案件のためのリサーチや領収書の処理、保留にしていた案件の進行など仕事が動き始めます。

勘と経験だけでやってきた仕事に理由を求めるようになる

このサイトでは、ガジェット系やライフハック系以外に、コンテンツマーケティングを中心にしたTipsも記事にしています
広告業界に入って10年、ウェブコンテンツに関わって8年になるので、仕事はこれまで「勘と経験」に頼っていた部分が大きかったのですが、記事にするにあたって具体的な根拠と理由を考えるようになりました。

カメラを持ち歩くようになる

毎日更新しようとすると、自分の中にストックされている「記事のネタ」みたいなものが枯渇してきます。なので、ささいなものを逃したくないという気持ちでカメラを持ち歩くようになりました。
単純に記録と再生の機会が増えるので、日々の出来事を印象的に胸にとどめておくことができます。

これまで手を付けなかったジャンルの本を読むようになる

僕は本といえば、ほとんど小説しか読みません。
が、この記事のように「記事になるかも…」という動機から読書の幅が広がりました。

「自分で書く、作る」感覚を取り戻しつつある

これまで、営業・編集・ディレクター・プランナー・プロデューサーと肩書を変えてきているので、イチから自分で何かを作るという経験は美大を卒業して以来、ほとんどありませんでした
そんな中で失いつつあった「自分のために何かを作る」感覚を取り戻しつつあるのは、これからもコンテンツプロデューサーとして仕事を続けていくにあたっていい財産になるはずです。

これからやりたいこと

1ヶ月やってみて、なんとなく「僕にはこれが望まれているんだな」という記事の傾向は見えてきました。
仕事に使えるガジェットの情報や、コンテンツマーケティング関連の具体的な記事がそれですね。

これからも、望まれている分野の記事を積極的に書いていくことはもちろん、セルフブランディングのための「セルフメディア」としては僕が隠し球にしているような分野についても書いて仕事の幅を広げたいと思っています。

4月の人気記事

最後に、4月の人気記事を5本ご紹介して終わります。

自宅オフィスのデスクは「必要以上に大きい」くらいが正解

ワークスタイル系の記事ではこれが1番人気でした。
僕が自宅オフィスでデスクとして使っている、無印良品のダイニングテーブルを紹介しています。

33%の重さで80%の仕事 ― iPad Proを迷っている人のために

全記事の中でも、これが1番読まれています。
もうすぐ新しいiPad Proが出るという話もあるので、皆さん気になってるんですね。

”人気者”を目指さないSNS運用のポイント

僕のメインの仕事のひとつ、SNSコンサルティングについて書いた記事です。
SNS運営の悩みを「生徒会選挙」に喩えて記事にしました。

無骨で頑丈 質実剛健のヘッドフォン ― ゼンハイザー HD25-1 II

iPad Proを除いたガジェット系で人気のあった記事がこちら。
音のことにはまったく触れず、普段使いでの使い勝手にフォーカスした内容です。

ウェブの編集者・ライターこそ持つべき1冊 ― 共同通信 記者ハンドブック

ウェブ界隈の編集者が「記者ハンドブック」を軽視している気がしたので書いた記事です。
SNS上で「使ってます」「便利だし勉強になる」など、使ってる方々がシェアしてくださいました。

「あなたにとって◯◯とは?」絶対禁止

インタビューで「あなたにとって◯◯とは?」の質問を使うべきではないという記事です。
共感を得られた一方「そんなわけあるかい」と批判のシェアもあり、多くの方に読まれました。

では、5月もよろしくお願いいたします。


 

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