僕が以前勤めていたインフォバーンというウェブ制作会社(今はデジタルエージェンシーのようですね)はブレスト(ブレーンストーミング)をとても大切にする社風で、一声「◯◯の案件でブレストお願いします!」と宣言すると10人以上がさっと集まってアイディアを出し合うという、素晴らしい環境でした。
僕はその会社で今の仕事の基礎を鍛えてもらっているので、今でもアイディア出しにはブレストが欠かせません。
が、1人だとどうしてもアイディアが偏ったり枯渇したりしてしまいます。
そこで、僕は自宅オフィスにホワイトボードを設置することにしました。
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僕は普段、本といえばビジネス書や自己啓発書の類はほとんど読まずに小説ばかりです。
そんな僕が今回この「ひらめきスイッチ大全」を読んだのは、Kindle Unlimitedで書名が目に止まって気まぐれにダウンロードしてみただけだったのですが、思いのほか実用的な本でした。
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フリーランスのコンテンツプロデューサーとして携わる仕事で多いのが、オウンドメディアの編集や社員ライターへの講習です。
オウンドメディアの運営は、編集プロダクションが編集する外注運営型か、社員が編集者とライターを兼ねている社員運営型かのどちらかに大きく分けられます。
前者であれば編集者もライターもプロなのですが、後者では多くの場合、編集もライティングも未経験のメンバーで運営されます。
そこで、僕の出番です。
昨年までkakeruの編集長を務めていましたが、そこがまさに社員運営型でした。通常の編集長業務(編集方針の策定、運営、企画、記事チェックなど)とは別に、社員ライターへの講習も行いましたが、そこで特に力を入れて教えていたのがインタビューの作法です。
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今年の1月に小学館の「精選版 日本国語大辞典」のアプリが登場したのを覚えている方も多いでしょう。
7,800円(発売時は期間限定で4,800円)と高額なアプリですが、45,000円とまさしく桁違いの書籍版と比較すれば「買うしかない」と大きな話題になりました。
このアプリを作っているのは、辞書・学習系アプリで有名な物書堂。
そんな物書堂にはもうひとつ、文章に携わる仕事をしている人には欠かせないアプリがあります。
それが、「類語新辞典」です。
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仕事部屋には本も紙資料もできるだけ置かずに過ごしたいので、読書はkindleにほぼ統一し、紙資料はScansnapでスキャンしてシュレッダーにかけてしまっています。
が、そんな中で常に手に届くところに置いている本が共同通信社の「記者ハンドブック」、いわゆる「記者ハン」です。
ペーパーメディアのためのものというイメージがあるようでウェブ界隈の人はあまり使わないのですが、ウェブメディアでも、いやウェブメディアでこそ使うべきだと思います。
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僕はコンテンツプロデューサーを名乗ってフリーランスで仕事をしていますが、その中にはさまざまな業務が含まれています。
よくあるもので言うと、制作プロデューサー、コンサルタント、ディレクター、プランナー、コピーライター、ライター、そして編集者です。
時期によってどのタイプの仕事が多いか変わってくるのですが、最近は編集者としての仕事が多く、企画構成や原稿チェックをよくしています。
その中で、長年考えていたことがふと理解できた瞬間がありました。
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僕がメインで扱っている仕事のひとつに、SNSの運用コンサルティングがあります。
クライアントの悩みは様々ですが、突き詰めれば「理想通りの効果が出ない」ということに尽きるでしょう。
解決すべき課題はさまざまですが、基本的には「知られていない」か「好かれていない」かのどちらか、または両方です。
広告づくりは「クライアントを愛する」ことからはじめる
広告の仕事を始めて今年で10年になりますが、基本的には「クライアントを愛する」ところから仕事を始めるのが僕にとって唯一の絶対的なルールです。
愛せないクライアントの仕事をしないとか、愛せるクライアントとしか仕事をしないとかではなく、まずはどんなものでも好きになるまで考えみるわけです。
その工程で、クライアントのもっている強みだけでなく、問題も見えてきます。
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