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AmazonがFireタブレットの新製品を発表、予約開始して話題になっていますね。
このシリーズは同等性能の他機種と比較して半額近くと、とにかく安いのが特徴。
一方で安さには必ず理由があります。
前世代のFire HD 8を利用している僕から、新機種を検討している皆さまへアドバイスです。
生産ではなく消費のためのデバイス
結局、これに尽きます。
なぜAmazonがオリジナルのタブレットをここまでの低価格で提供しているかといえば、それはこのタブレットを通じてAmazonで消費するように設計しているからです。
遅くて狭いブラウザ
なので、「仕事でも使おう」なんて思って購入すると必ずがっかりします。
わかりやすいのはブラウザの遅さと狭さでしょう。
Androidベースのタブレットですが、特殊な方法を使わない限り、Chromeはおろかサードパティーのブラウザはインストールすらできません。
プリインストールされているSilk ブラウザを使うことになります。
これが、タブレット本体のスペックからは考えられないほど遅いんです。
解像度もイマイチで、このブログを表示するとこんな感じになります。
アイキャッチだけで画面がいっぱい……!
仕事どころか、普段使いにもちょっと不便なレベルで画面が狭いんです。
Amazon以外からのコンテンツ購入が実質無理
表示領域の狭さは、価格を抑えるためにぎりぎりでハイビジョンを表示できる解像度の液晶(1280 × 800ピクセル)を採用しているからでしょう。
ですが、ブラウザの遅さは明らかに意図的に設計されたものです。
アプリとしては提供されていませんが、Google Playなど他のプラットフォームからのコンテンツ購入もブラウザを通じて行えば可能です。
とはいえ、それは「可能である」というレベルを脱しておらず、Fire OSと深いレベルで連携しているAmazonビデオ、Prime Musicなどのプラットフォームの快適性を相対的に向上する意図があるものと思われます。
だから、楽しむためのタブレットとして割り切る
愚痴じみたことを書きましたが、Amazon以外のコンテンツプラットフォームを締め出すことで1万円を切る価格を実現しているので、文句はまったくありません。
なので、みなさんもFireタブレットを買うにあたっては仕事や学校でも使おうというヨコシマな気持ちは捨てて、純粋にコンテンツを楽しむためのタブレットと割り切ることをおすすめします。
コンテンツの販売プラットフォームは実質的にAmazon以外は使えない仕組みになっていますが、Primeビデオはもちろん、NetflixやYoutubeはアプリを通じて楽しむことができます。
(huluは5月17日のリニューアルに伴って使えなくなりました。残念…)
別売の純正カバーをかければスタンドにもなりますし、
左右にスピーカーが設置されていてこの薄さからはちょっと想像できないようなサウンドを鳴らしてくれます。
しかも、プライム会員ならFire HD 8でもなんと7,980円で購入できます。
なので、ラフな扱いをして多少の傷がついても精神的なダメージは軽微です。
だから、風呂で使おう
スタンド付き、ステレオスピーカー付き、ハイビジョン液晶搭載の格安タブレットの行き先は、風呂しかありませんよね。
僕は風呂蓋に直置きして使っています。
ステレオサウンドが風呂に響いて、なかなか迫力のある音を聞かせてくれるんですよね。
それに、この価格なら万が一、水没させてしまっても諦めがつくというものです。
健康のために、このタブレットで動画を見ながら30分ほどの半身浴をするのが毎日の習慣になっています。
というわけで、Fireタブレットを検討している方は「壊れても後悔しないエンタメ専用端末」と割り切って購入できるなら超おすすめです。
仕事にも使おうと思っているなら、もう少しお金を貯めてiPadを購入されたほうがいいでしょう。
あとで感謝しますよ。