結局、人間は人生の1/3をベッドで過ごす ― オーダーメイド枕

    
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実は2週間前に結婚したのですが、その記念に夫婦で枕を購入しました。
15年以上、枕はプラスティックパイプと低反発クッションの組み合わせ(ただ重ねただけ)だったので、最新の枕というものを知ってみたかったという気持ちもあります。

結果として高い買い物にはなったのですが… たしかに快適です。
僕が購入したオーダーメイド枕をご紹介します。

身体測定から始まる枕づくり

僕が枕を購入したのは、伊勢丹新宿本館5階の寝具コンサルティングルーム

後頭部から肩甲骨の中間にかけての曲線、肩幅の計測から、眠り方の癖(入眠時に横を向いているか、上を向いてるか、いびきはかくか…など)の診断、試用品を使った検証など1時間ほどで僕の身体に合った枕のレシピを作ってくれます。

伊勢丹公式ブログで詳しく紹介しているので、気になる方はぜひそちらをお読みください。

そして1週間後に届いたのがこちら。

幅80センチほどの大きな箱です。

エンボス加工されたISETANロゴが頼もしい!僕の人生ではめったに出会えない箱です。

開けると「Sleep Evolution」とロゴの入った手提げ袋が入っています。

そして肝心の枕が、これ。

中央を絞った楕円形をしています。

早速、中を見てみましょう。

9つのセルに分かれた枕

カバーを外してみると、普通の枕との違いが一目瞭然でわかります。

このように、枕の中身が9つの小袋に分かれているんです。
で、ひとつひとつにエラスティックパイプと呼ばれる素材が詰め込まれています。

一見、一昔前の枕によく使われていたプラスティックパイプのようですが、

指でつまむとくにゅっと潰れてすぐ戻る柔らかい素材で作られています。

オーダーメイド枕のレシピ

かわった形状の枕ですが、これがオーダーメイドする上で重要なようです。
僕の枕のレシピを見てみるとわかると思います。

9つのセルの中身を、コンサルティングの結果から微調整してくれているんです。

僕の場合、後頭部が丸く突き出た形をしていて首のくぼみは比較的浅めなので、センターと首に当たる部分(ミドル)をすこし減らしてあります。

ちなみに、妻の枕と並べてみると

高さも幅も全然ちがうことがわかります。
妻は小柄で肩の厚みもないので、薄く作られていますね。

仰向け、横向きのどちらにも対応した枕

箱の中には、枕本体とレシピの他に何枚かペーパーが入っています。

左のパンフレットに、楕円形の中央を絞った形の秘密が書かれていました。

パンフレットの中がこれ。
左下の図に注目してください。

仰向け寝の基本ポジションはセンターユニットに頭を沈めるかたちですが、そこからセミサイドユニットで作られた緩やかな傾斜を登るようにして寝返りを打ち、横向き寝ではサイドユニットに頭をあずける形になります。

妻の枕と並べた画像を改めてご覧頂くと分かるのですが、サイドユニット部分が厚くなっていますね。
これは、横向き寝したときに肩に圧力がかからないための設計です。

僕はかなり肩幅があるので、この部分が厚く作られています。

オーダーメイド枕の寝心地は革命的だけど価格が…

この枕を使い始めてちょうど1週間が経ちました。
寝心地はというと…これは革命的です。まさに「Sleep Evolution」!

肩、首はもちろん腰にも余計な圧がかからないので、枕に頭を置いた瞬間にリラックスした姿勢になります。
これまで入眠までに30分以上は必要だったのが、5分程度になってしまいました

ただし、かなり高価です。会計の手が震えました。

僕の枕が37,000円、妻のすこし小さい枕が26,000円で、合わせて63,000円です(!)。

ただ、きちんと手入れをして、身体に合わなくなったら売り場(伊勢丹では「買い場」と呼びますね)に持っていってメンテナンスを受ければ10年は使えるそうなので、一晩あたり1円と考えれば安い…かもしれません。

今回は結婚の記念ということで清水の舞台から飛び降りましたが、皆さんも大切な(本当に大切な)人へのプレゼントや自分自身の記念日なら買えない金額ではないのではないでしょうか。

眠りに悩みを抱えている方、僕のようにフリーランスで身体が資本の方、肩こりや腰痛に悩んでいる方にもおすすめします。あとで感謝しますよ。

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