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“ベッドの次に長く身体を預ける”イスは設計思想から選ぶ
プロデューサーという仕事柄、取材などで現場に出ることもあるものの、基本的には自宅で企画書を作ったりメールを書いている時間が多い生活をしています。一週間で30時間近くは自宅オフィスでイスに座っているでしょうか。
ベッドの次に長く自分の身体を預けることになるイス。僕はハーマンミラーの「Mirra 2 Chair」を選びました。理由はシンプルです。
ハーマンミラーといえば定番はアーロンチェアでしょう。
1995年に登場した定番の高級デスクチェアで、ひとつのステータスでもあります。
僕もイス選びでは最有力候補の1つとして考えていました。
しかし選ばなかったのは、「1995年に登場した」ことが理由でした。
長い時間にわたって多くの人に選ばれ続けた実力はきっと本物でしょう。ですが、1995年に登場したということは… そう、オフィスにパソコンが普及する前に設計、開発されているということです。
紙とペンでデスクワークをしていた時代の設計なので、前傾姿勢の快適性は抜群ですが、背もたれに身体をあずけてディスプレイから距離をとる後傾姿勢では若干の不安定さを感じました。
Mirra 2 Chairは21世紀の働き方にフィットした設計
そこで僕が選んだのが、PCでのデスクワークを前提に設計された「Mirra 2 Chair」でした。
使ってみると、やはりPC作業を前提に設計されているのを感じます。大きく後傾姿勢をとっても身体をしっかりとホールドしてくれるおかげで腰痛や肩こりには無縁です。
会社員ではなかなか自分のイスを選ぶことはできませんが、自宅オフィスなら「ベッドの次に長く体を預ける」ことを考えてイスは贅沢してもいいのではないでしょうか。
高級チェアを導入する、もう1つの隠れた理由
そして、もう1つ高級チェアをおすすめする理由があります。
売却価格がほとんど変動せず、資産としての側面があるのです。購入価格の半額程度の10万円弱で売却できます。月々の収入が安定しないフリーランスにとって、これは魅力の1つでしょう。
最後になりましたが、実はアーロンチェアが2017年になってリニューアルしました。
当然、PC作業を前提としたデザインの見直しがされているはずなので、これから買う方はアーロンチェアもいいでしょう。人気のモデルなので資産価値も高く見積もることができます。
自宅で仕事をしているフリーランスの方にはもちろん、自宅に書斎を持っているサラリーマンの方にも高級チェアをおすすめします。
決して損する買い物ではありませんよ。